行政書士で開業するには
オーシャン代表ブログ
2016年02月06日
行政書士事務所として開業するには、3つの覚悟が必要となると思います。
1.個人事業主になるという覚悟
個人事業主として経営者として、自ら社会の第一線に立つという覚悟が必要になります。これが全くなく、資格を取った瞬間に経営者になれる、勝手に所得が入ってくると勘違いしている人も残念ながら多いのが実情です。
しかしながら、既に広告も自由、価格設定も、営業も自由という世の中です。確かに昔はそうだったかもしれませんが、法律が変わっています。今に対応する感覚が求められます。
2.良いサービスを提供して社会に貢献する覚悟
時々、「法律手続き」を請け負う事業に従事しているだけで、大きな社会貢献をしていると勘違いしている人も少なくありません。社会に求められるサービスを適正な価格と適正な品質で提供し、そのうえで利益を出し、従業員を雇用し、そして適正な租税を納めて、社会に貢献する。これは本当に難しい事です。社会貢献の段階は3段階にあります。
- 所得税のみを支払い、社会にお世話になっている段階
- 適切な給与を支払い前提で、従業員を雇用し、地域経済の活性化に貢献する段階(雇用の拡大に貢献)
- 適切に事業を成長させて、適正な利益を創出し、適切な租税を納める段階(社会福祉への貢献)
事業主となるからには、きちんと社会に貢献する事を目指す覚悟が必要となります。
3.経営者として人を育てる覚悟
行政書士事務所に限らずですが、社会の役に立つ事業を継続させることは、「社会にとっても有益」「従業員の生活を守る意味で有益」「経営者自身の生活を維持する意味で有益」であります。事業を継続させることは、簡単ではありません。また一人の人間の力では不安定でもあります。従業員を育て、正しい価値観を教え、そして事業を太くすることが事業を安定運営するためのコツでもあります。豊かな社会を創造する意味でも、人を育てる事が本当に経営者の重要な役割だと思います。